MAYA2018 2024プロンプト

追加条件：
・MAYA2018MAYA2024と互換性を持たせる
・下記リストをすべてクリアしたスクリプト


1. Pythonバージョンの違い
MAYA2018: Python 2.7を使用
MAYA2024: Python 3.xを使用
2. 使用できる構文、ルール、記号の違い
文字列関連
print文

MAYA2018: print "Hello World"（カッコなし）
MAYA2024: print("Hello World")（カッコ必須）
文字列の処理

MAYA2018: Unicode文字列は u"string" で表記。
MAYA2024: 文字列はデフォルトでUnicode。u"string" の表記は不要。
除算
/演算子
MAYA2018: 整数同士の除算は整数結果（例: 5 / 2 は 2）。
MAYA2024: 整数同士の除算でも浮動小数点結果（例: 5 / 2 は 2.5）。
標準ライブラリの変更
long型

MAYA2018: long型が存在。
MAYA2024: intが無限精度となり、long型は廃止。
xrange()

MAYA2018: xrange()が使用可能。
MAYA2024: range()がジェネレータとして機能し、xrange()は廃止。
エラーハンドリング
except文
MAYA2018: except Exception, e: の形式でエラーをキャッチ。
MAYA2024: except Exception as e: の形式が必須。
モジュールの変更
urllibモジュール
MAYA2018: urllibとurllib2が別々のモジュールとして存在。
MAYA2024: urllibが統合され、urllib.requestやurllib.errorなどに分かれている。
3. その他
関数のアノテーション
MAYA2024: 関数の引数や戻り値にタイプアノテーションが使える（例: def func(a: int) -> int:）。
MAYA2018: この機能は存在しない。

4. 標準ライブラリの変更（続き）
configparserモジュール

MAYA2018: Python 2では ConfigParserとして存在。
MAYA2024: Python 3では configparserとして名前が変更。
queueモジュール

MAYA2018: Python 2では Queueとして存在。
MAYA2024: Python 3では queueとして名前が変更。
pickleモジュール

MAYA2018: pickleとcPickleが別々に存在し、cPickleは高速。
MAYA2024: cPickleが統合され、pickleモジュールのみが存在。
reduce()関数

MAYA2018: 組み込み関数として存在。
MAYA2024: functoolsモジュールからインポートする必要あり。
input()関数

MAYA2018: input()は評価された結果を返し、raw_input()が文字列を返す。
MAYA2024: input()が常に文字列を返し、raw_input()は廃止。
5. 新しい機能
f-string (フォーマット文字列)

MAYA2018: 未対応。文字列のフォーマットには % や str.format()を使用。
MAYA2024: f"{value}"の形式でフォーマット文字列が使用可能。
async/await構文

MAYA2018: 未対応。
MAYA2024: 非同期プログラミング用に async def や await が使用可能。
type hints (型ヒント)

MAYA2018: 未対応。
MAYA2024: typingモジュールを使った型ヒントが使用可能（例: List[int]）。
6. バイト型
バイトと文字列の区別
MAYA2018: str型はバイト列または文字列として扱われ、unicode型が文字列。
MAYA2024: strは文字列を指し、bytes型がバイト列を指す。二つの型は明確に区別される。
7. ソート
ソートメソッドの比較関数
MAYA2018: sort()やsorted()にcmp引数を使える。
MAYA2024: cmp引数は廃止され、key引数を使用する必要がある。
8. 例外チェーン
例外の再送出
MAYA2018: 単純なraiseで例外を再送出。
MAYA2024: raise ... from Noneで例外チェーンを明示的に断ち切ることが可能。
9. 標準関数の変更
open()関数
MAYA2018: バイナリモードで開くには'rb'を指定。
MAYA2024: テキストとバイナリの区別が厳密。open()でバイナリモードとテキストモードが明確に区別される。

10. super()の使用
MAYA2018: super()を使用する際に、親クラスとselfを引数として指定する必要がある（例: super(ParentClass, self).__init__()）。
MAYA2024: 引数なしのsuper()を使うことが可能（例: super().__init__()）。
11. map()やfilter()の戻り値
MAYA2018: map()やfilter()の戻り値はリスト。
MAYA2024: map()やfilter()の戻り値はイテレータ。リストが必要な場合はlist()でラップする必要がある（例: list(map(func, iterable))）。
12. dictの順序保持
MAYA2018: dictのキーは順序を保持しない。
MAYA2024: Python 3.7以降、dictは挿入順を保持する。
13. exec()関数
MAYA2018: execはステートメントとして使用される。
MAYA2024: exec()は関数として扱われ、必ずカッコで囲む必要がある（例: exec('print("Hello")')）。
14. 標準エラーのキャプチャ
MAYA2018: sys.exc_info()を使って例外情報を取得。
MAYA2024: raise ... from ...による例外チェーンがサポートされ、例外の原因を明示的に記述できる。
15. デコレータの記述
MAYA2018: デコレータはそのまま適用。
MAYA2024: デコレータを適用する順序や方法に関して、より厳密な規則が適用される（特に非同期関数との併用時）。
16. コンテキストマネージャのサポート
MAYA2018: コンテキストマネージャーを自作する場合、__enter__と__exit__メソッドを実装。
MAYA2024: contextlibモジュールのcontextmanagerデコレータを使用して、ジェネレータとして簡単にコンテキストマネージャを作成可能。
17. 引数の順序指定
MAYA2018: 関数呼び出し時にキーワード引数は自由な順序で指定可能。
MAYA2024: Python 3.6以降、引数の順序に依存する可能性があり、特に**kwargsの順序保持に関連。
18. 標準エラーの扱い
MAYA2018: SyntaxErrorなどの標準エラーのメッセージは簡素。
MAYA2024: より詳細なエラーメッセージが提供され、デバッグが容易に。
19. キーワード専用引数
MAYA2018: すべての引数は位置引数として指定可能。
MAYA2024: 関数定義で*を使用することで、キーワード専用引数を作成可能（例: def func(a, *, b):）。
20. 標準ライブラリのモジュール名変更
MAYA2018: StringIOはPython 2で独自のモジュール。
MAYA2024: Python 3ではio.StringIOに統合され、モジュール名が変更。
21. リストの展開方法
MAYA2018: Python 2ではリストの展開にitertools.chain()を使用。
MAYA2024: Python 3ではリスト展開にアンパック構文（*）を使用可能（例: [1, 2, *[3, 4]]）。
22. リスト内包表記でのスコープ
MAYA2018: リスト内包表記内で定義された変数は外側のスコープにリークする。
MAYA2024: リスト内包表記内の変数は内側のスコープに限定され、外側にリークしない。
23. 非ローカル変数の宣言
MAYA2018: Python 2では、内側の関数から外側の関数の変数にアクセスするには工夫が必要。
MAYA2024: nonlocalキーワードを使用することで、外側のスコープにある変数を修正可能。
24. バイトコードの形式
MAYA2018: Python 2ではpycファイルが使用される。
MAYA2024: Python 3ではpycファイルの形式が変更され、より効率的になっている。
25. デフォルト引数の評価タイミング
MAYA2018: デフォルト引数は関数定義時に評価される。
MAYA2024: 同様に、デフォルト引数は関数定義時に評価されるが、Python 3.6以降のdataclassesモジュールにより柔軟な引数管理が可能。
26. モジュールの相対インポート
MAYA2018: Python 2では明示的な相対インポート（from . import module）は使用できない場合がある。
MAYA2024: Python 3では明示的な相対インポートが標準となり、推奨される。
27. bool型の演算子オーバーロード
MAYA2018: 一部の標準ライブラリでカスタムの__bool__や__nonzero__が必要。
MAYA2024: Python 3では__bool__メソッドのみをサポートし、__nonzero__は廃止。
28. テキストファイルのエンコーディング
MAYA2018: open()でテキストファイルを開くときのデフォルトエンコーディングはシステム依存。
MAYA2024: Python 3.9以降、open()でテキストファイルを開くときのデフォルトエンコーディングがUTF-8に統一。
29. 例外メッセージの明示化
MAYA2018: 例外発生時に、エラーメッセージが簡素であることが多い。
MAYA2024: Python 3.5以降、例外に関する情報が詳細化され、デバッグが容易になった。
30. バイナリデータの処理
MAYA2018: Python 2ではバイナリデータとテキストデータが混同されがち。
MAYA2024: Python 3ではバイナリデータ（bytes型）とテキストデータ（str型）が厳密に区別される。
31. 内包表記でのジェネレータ表記
MAYA2018: Python 2でもジェネレータ内包表記が使えるが、パフォーマンスが低い。
MAYA2024: Python 3では内包表記によるジェネレータが最適化され、効率的に動作。
32. サブプロセスのハンドリング
MAYA2018: subprocessモジュールでプロセスを生成する際、ファイルディスクリプタの管理が面倒。
MAYA2024: Python 3.6以降、subprocess.run()が追加され、シンプルにサブプロセスの管理が可能。
33. キーワード引数の位置引数化
MAYA2018: 関数のキーワード引数を位置引数に強制する方法が限定的。
MAYA2024: Python 3.8以降、/記号を使用して位置引数の制限を強制できる（例: def func(a, b, /, c, d):）。
34. is演算子の振る舞い
MAYA2018: is演算子は同一オブジェクトの確認に使用。
MAYA2024: Python 3では同一オブジェクトの確認においても、より厳密に動作が定義。
35. C拡張モジュールの互換性
MAYA2018: Python 2用のC拡張モジュールは独自にビルドが必要。
MAYA2024: Python 3用のC拡張モジュールは多くの場合、標準化された手法でビルドが可能。